運命的な出逢い

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「…す」 「す?」 「すいませんでしたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ」 土下座。 それはあまりに綺麗で最上級土下座…mostDOKEZAだったとその時自分では自負している。 …あぁそうさ、トムとジェリーじゃない限り反撃したってどうせネズミは食われちまうんだから、もう諦めて身を差し出すしかないじゃないか。 「えぇ!ちょっと待ってよ!私はただ君がここの生徒か聞いただけなのに何でそうなるの!?ちょっはやく顔上げてよ」 「すんませんすんませんすんませんすんませんすんませんすんませんすんませんすんませんすんません」 俺は少女の言葉を無視して全力で額を地面に擦り付けながら謝った。 プライド?何それおいしいの?  
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