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「えっと…あの」
「あぁすまないね君…うちの娘が淫乱で、と自己紹介がまだだったね?僕は芽草香(メグサ コウ)芽が出て草が生え香る花が咲くで芽草香だよ、気軽にコウちゃんとでも呼んでくれ」
俺が反応に困っていると白いオッサン(芽草香というらしい)が反応に困る自己紹介してきた。
ちなみに俺の後ろでは華憐と呼ばれたツインテ少女が「あ、あ、あ、あ…あんたなにいってんの!?」と怒りを露わにしていたが、怖いので無視。
「はぁ…俺は高坂真琴です」
「真琴……あだ名はマコちゃんで決定だね」
芽草(コウちゃん)ははっはっはーっと快活そうに笑いながら言った。
「はぁ…まぁマコちゃんよりも個人的にはマッちゃんの方がしっくりくるんですけどね」
実際小学生のころはそう呼ばれてたんですよ、と説明するとコウちゃん(めんどくさいのでそう呼ぶことにした)は人の良さそうな笑顔をそのままにして言った。
「ん~じゃあ間をとってマコッちゃんってのはどうだい?」
「あ、それ新しくていいっすね」
多少女子っぽいけどまぁ合格ラインだろう。
俺とコウちゃんは二人でウフフアハハと純粋に笑いあった。
もちろん俺は土下座した体勢のままで。
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