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先生といい学校のシステムといい普通じゃない。なんだよ本格的なことって…
「なんだ高坂?なんか質問か?たぶん何聞かれても答えられんが…まぁダメ元で聞いて見ろよ」
俺の考えを読んだのか先生が聞いてくる。つか、なんか遠回しに「俺に聞くなよ」って言ってるように聞こえるのは俺の気のせいか?
俺は「いえ、別に」と答えておく。
その答えに満足そうに頷ずくと、皆に背を向けチョークを手にとり黒板にカッカッと何かを書いた後こっちを振り向いてバンッと手のひらで黒板を叩いて言った。
・
「んじゃ今日もこれの続きを教えてくからちゃんと付いてこいよ~」
俺はため息をつきながら黒板に書かれたもう1つの理由を読む。
【超能力について】
な?普通じゃないだろ?
俺は頭を抱えて横目で自分の指にはめられた指輪をちら見する。
「なんでこうなっちまたんだろう」
俺は誰にも聞かれないように一人呟く。
こうなっちまった原因は…そう一ヶ月前のあんときだ―――
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