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「レン?
貴方はこれが初めてじゃないわよね?
そんなに前のお仕置きじゃ足りなかったみたいね?」
にこにこしながらレンに近付いて行くルティマ。
その背後の黒いオーラは減る事がなく、逆に増えていると思うのは僕だけじゃないだろう。
ルティマが近付くにつれて、レンの顔がみるみる青くなっていくのを見る限り、彼も気付いてると思う。
「ややや、た、足りてます!」
レンはかなりの汗をかいてる。
いつもの少しふざけた感じの喋り方も、成りを潜めている。
しかも吃ってるし……
「あら?
だったら同じ事を繰り返したりしないわよねぇ?」
首を傾げるルティマ。
可愛らしい仕種だけど、黒のオーラのせいで恐さしかない。
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