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(走ってみよう)
そのままの状態で走る。
……それが間違いだと気付いたのは、すぐ後。
バンッ
そんな音を響かせ、僕は壁に激突していた。
「いたた……」
思いっきりぶつけた額と鼻をさする。
痛さ的に赤くはなってるだろうけど、血は出てないみたい。
意外と僕の体は丈夫な様だ。
僕を心配して、皆が集まってくる。
いきなり目の前に壁が迫ってきて、慣性の法則で避ける事も停まる事も出来なかった僕は、そのまま壁に激突したみたい。
かなり恥ずかしかったけど、皆似た様な失敗をした事があるらしい。
スピードに慣れれば、こういう失敗はなくなっていくみたい。
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