113人が本棚に入れています
本棚に追加
世界を創造するのは神の仕事だ。
34歳。既婚者。子供はいない。職業、会社員。唯一の趣味がパチンコで、風呂上がりのビールが何よりのご褒美。
私は神。
アダムとイヴ。
この名前は日本人の私にはしっくりこない。太郎と花子だ。私がアメリカ人ならトムとナンシー。
ある日、太郎と花子が禁断の果実を食べた。
禁断の果実って何だ?
イメージではリンゴ?
私の住まいが青森ならリンゴでもいい。和歌山ならミカンで、愛媛なら伊予柑だ。しかし私の故郷で代表的な果実は柿だ。
だから、
ある日、
太郎と花子が柿を食べた。
ただ、
聖書のように悲劇は起こらない。
なぜなら、
神は、
平和を心から願う、
「私」だからだ。
神は自分の外側にはいない。自分の内側にいるのだ。私は私の世界の神であり、あなたはあなたの世界の神なのだ。
人の数だけ世界がある。
多次元宇宙。
それが宇宙の仕組みだ。
地球は丸くなどないのだ。
最初のコメントを投稿しよう!