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しかし、それもつかの間
車に慣れていない元就は事前に元親が用意してくれていた酔い止めを飲んでいたので顔色は良かったが無理をしない様に大人しくしていた。
がく、んっ
車が坂を上がり始めた事により元親の肩にもたれかかる感じになるのだが…
「大丈夫か?」
「ん……//」
本人もまんざらではなかった。
そして半兵衛はと言うと…
「気持ち悪い…;」
慶次の介抱(?)を受けながら、久しぶりの感覚に少し吐き気がしているらしく口を押さえて堪えていた。
「半兵衛、もうちょっとだから…」
「半兵衛殿、大丈夫で御座るか?」
「…大丈夫だよ」
思わず心配してきた二人に心配をかけない様に微笑みつつ、窓の外を見た。
「あ…」
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