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ところかわって
愛李姫目線。
はぁ~…
息抜きに舞踏会でも行って美味しい料理でもたらふく食べようと思ったけどさすがにむりだったか…
…お?
お姉さん方もうお城いくんだ…
私は外でお姉さん方が楽しそうに馬車に乗り出かけるのを見送った。
あ~…掃除とかめんどくせ…
帰ってくるまで
携帯いじってよ…
そう、私が家に入ろうとしたときだった。
『どアホぅ!!』
突然後ろからどなり声がした。
え!?と私がふりむくと
黒いものが
目の前に降りてきた。
『こんな健気じゃないシンデレラがどこにいるのよ!!』
美和…じゃなく
魔女が私の目の前に現れた。
『え!?美和…じゃなくて
えーと、魔女さん?』
『ちょ…グダグダ…;
もー、あんたシンデレラの話知ってる!?
健気で可愛らしいシンデレラは舞踏会に行きたくて行きたくてしょうがないのよ!?
そして泣いているところ
魔女が現れるの!』
『し、知ってるけどさぁ
私はシンデレラになるとは言ってないもん。
自由気ままに生きるのー』
『…コイツ…;
ま、いいわ!
さぁ、やる気だして!
お城にいくわよ!!』
『えー…』
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