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魔女もとい美和は
杖を軽く振った。
すると……
『あれ、美和?
何も出てこないよ?』
美和は誇らしげに自分の隣の指差した。
え?と美和の隣を見ると…
なぜか佐倉君がいた。
『…は?』
『…よう、雪乃』
佐倉君はめんどくさそうに
頭をかいた。
美和が説明する
『今回だけ特別に
有ちゃん愛李に貸してあげる。
有ちゃんにおんぶしてもらってお城までGo』
……自分の彼氏
馬車がわりにしていいんですか?
『はいはい、愛李!
物語進まないから
早くお城行っちゃって』
美和…お前適当だな…;;
もう自分の出番ないから
早くおわらせたいんだな…
『あ、待って美和!
私、ドレスとか持ってないんだけど…』
美和が、あ!という顔をする。
え…まさか…;
『用意してくんの忘れちゃったえへ!
お城行くまでの道のりでドレスとか貸してくれるお店あると思うからそこで借りて』
職務をまっとうしてくださいよ美和!!
しょうがなく私と佐倉君はお城に向かって歩き出した…
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