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―タタタ…
夜遅く湊は忍装束に着替え
土方に言われた任務をするために
ある場所へ向かった
ある場所というのは島原の
遊郭
椿屋である。
土方に言われた任務はこうだ
長州の輩が最近頻繁に出入りしている
遊郭の椿屋の屋根裏に忍び込み
長州の輩がしている話を聞いて来いという任務だった
タタタタ、タン
湊(ここか。)
そして器用に屋根裏に忍び込み
長州を探した
みーっけた。
異様に静かな部屋があり中をのぞいてみると
長州の雑魚達と
長州の幹部
吉田稔麿と高杉晋作がおり
仲良く酒を飲んでいた。
そして湊は気配をさらに消し耳をすます
高「稔麿。話ってなんだ?」
真顔できく
吉「あははぁぁあ///しんしゃくへんにゃ顔ぉ///」
ずっと高杉の顔を指さし
あははと笑っている
高「……………おい、コラてめぇ。真顔が変てどおいうことだ」
そして吉田は醤油をてにとり
吉「しょうゆうこと!あっはっはっ」
ヒィヒィいいながら笑っている
高「こんな友を持った私をだれか助けてください。」
シクシク
嘘泣きしながらうったえるも
吉田はずっと笑っていた。
湊(あれ?…え?…長州の輩間違えた?…いや絶対長州だよね……こいつら本当に大丈夫か?)
敵陣ながらも
なんだか心配になった湊。
すると
吉「で、話なんだが―...」
真面目な顔をして
吉田が言った。
高「ゴクリ」
湊はよしきたぁぁぁぁぁ!!!
と耳をすます。
吉「百人一首とかるたってすごくおもしろいよね!☆」
ズテ-ン
ガシャン
ビチャ
高杉は自分のまえにあるお膳に顔面から突っ込み
皿を頭突きで割り
酒をこぼした
湊(あ、あぶねぇ;)
湊は屋根裏から落ちそうに
なるも必死に耐えた。
吉田は
晋作馬鹿だぁぁ!
あははははは!
と爆笑していた。
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