誕生

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その頃やっと山から人里に出たタケルは街を目差しながら恨みつらみをボソボソと呟いていた 「くそ~~~!!何かしゃくに障るな~」 それはそうだ 勝手に改造されてて普通なのは逆におかしい話である ”何か仕返し考えなきゃ……あいつらがギャフンとなる事って…” ”金にかなり執着してたな…奴らの資金をブン取ってやろうか” 既にいくらかブン取った事は餞別だと自分を正当化するタケル そんなくだらない事を考えながら歩いているとタケルの腹はグゥ~~~と鳴った ”改造人間も腹減るんだ” 「まずメシだな…」 ボソリと呟くと先ほど秘密結社から奪った万札を握りしめ少し先に見える焼肉屋へと向かった
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