波乱な非日常

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 ◆ ◆ ◆ ◆  洗い物はシンに任せ、オレ達はジークの部屋を後にした。エレナと部屋の前で別れたオレは、自分の部屋に戻って早々、タオルを持ってバスルームへ向かう。  湯は張ってないためシャワーだけだ。頭や顔や身体を洗い、20分ほどで浴室を出る。  欠伸を噛み殺しながら髪を乾かし、歯を磨き、ものの数分でやることを終えた。  ふと時計を見れば、まだ9時にもなっていない時間帯。しかしオレのすることは決まっている。 「さて、寝るか」  誰に話しかけるわけでもなく1人で呟き、自分でもわかるぐらい上機嫌にベッドに潜り込む。やっとだ。やっと寝れる。  目を閉じれば、今までの疲れがどっと押し寄せ、すぐに意識が朦朧としてくる。そこで、唐突に明日の予定を思い出した。  そういえば、明日は使い魔召喚だったな。 「まっ、どうでもいいや……」  今は睡眠の方が大事だ。明日のことは明日考えよう。  そう結論付けたところで、オレは眠気に誘われるがままに意識を手放した。  
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