Happy Birthday

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「どこにいる……?」 光が消え辺りを見渡すが特に変わったとこはない。 と、思った瞬間――― ヒュッ― え……。今なんか首筋に…… 「どわぁ!?」 「チッ……。バレたか」 そこにいたのはオレの使い魔であろう者。 でも……、 「お前が使い魔?」 全くそんな気がしないんだが。 だってこいつ見た目天使なんだけど、纏ってるオーラが……黒い。 「あ゛ぁ?テメェが呼び出したのか」 ……やっぱり 「ああ……。お前の主になるセシル ガンフォードだ。 「ほう。"このオレ"を呼び出すとはなかなかの野郎なんだろうな?」 「はい?」 何言ってんだこいつ。 「テメェなんも知らねぇのか?いいだろう、説明してやるよ。まずオレは使い魔の中でも珍しい【天使族】はオレを含めて3人しかいねぇ」 まじかい……。 どーりて親が水を求めてる魚みたいになってんのか。 「んで、まぁ伝説みたいになってる天使だが3人だから、ってだけじゃねぇ。呼び出した主にもある特権が与えられるんだよ。」 「どんな?」 「"聖"の魔法が使えるようになる。ただ、聖魔法は魔力消費が他の属性より遥かに高いから普通の奴らにゃオレを呼び出すことも無理なんだよ」 「……ってことはオレは他の人よりも魔力が高いのか?」 「ああ。そーなるな」 そうなのか……。 つか、聖魔法とかカッコいいな。 どんな魔法なんだろう。 「なぁ、聖まほ「聖魔法っつーのはな」 うわ……、待ってました!みたいに遮られたし。なんか目ぇキラキラしてるし。 「聖魔法の特徴は"苦手属性がない"ことと"威力がバカでけぇ"ことだ。他の属性の中級魔法くらいなら下級魔法で勝てる。」 「へぇー。早く使ってみたいな。」 「フン。まあオレは魔法なんか使わなくても大体は勝てるがな」 「スッゲー自信……。」
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