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中峯とか言う奴は教壇につくなり辺りを見回し、シュルシュルとネクタイを左右にずらし緩めると、あらかじめ用意していたであろうプリントを取り出した。 「俺は中峯悠斗 お前らの数学を担当することになったんでよろしくー」 と、プリントを配りながら怠そうに言う中峯。 「早速だがテストを行う。 成績にも関係するからしっかりやれよ。 後ろまでプリント回ったな? ……よしじゃーはじめ」 いきなりの事に 生徒たちは「えっ?」とか「はっ?」 などと声を漏らしていたが 中峯の 「ちなみに制限時間は30分なー」 と言う声に 混乱しながらも急いでプリントに取り掛かっていく。
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