本当の目的

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「理屈は知っていたから、造ってみたんだよ」 デロスは軽くバットに言ってパルスを見て言った。 「パルス、まだ解らないか?」 「出ました。2ブロック先の廃墟の倉庫の様です。爆発音が出る一時間前からの画像を見ても、不審者は見当たりません」 パルスは懸命に不審者を捜していた。 「解った。引き続き頼む。待機中の者達に継ぐ、そのライジングバードは5機のマシーンが1つに合体した飛行タイプの機体になっている…“分離”とみんなで喋ると分離する…からして、つまり…、なんだ~~っ」 「つまり、手分けをして犯人を探せって事なんだろ?全く…、頭が良すぎて空回りしすぎだぜ、社長…」 ため息混じりにグレンがデロスの言葉をさえぎった。 「あっ、そうそう、つまりそぅ言う事なんだが、アイアン=ジョウと四郎は爆音した現場を警察よりも早く調べて、一つでも手掛かりを見つけてくれ。グレンとビッグ=クラッシャーは不審者が居ないか探して報告してくれ」 デロスは気を取り直して指示をだした。 「了解!分離!」 四人は力強く応え、言われた通りに分離をし、それぞれに飛び立って行った。
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