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204年、大陸は二大勢力によって、天下を争っていた・・・
一方は、洛陽から東に勢力を拡大している陳登陣営・・・もう一方は、弘農より西に勢力を拡大している馬騰陣営・・・小さいながら、レイジ陣営がいるだけとなった・・・
天下に届きそうな馬騰陣営にいる武将の物語・・・
陳登陣営は、馬騰陣営との間に停戦条約を結んでおり、攻める事が出来ずにいた。その為、馬騰陣営は、レイジ陣営を滅ぼす為、弘農へ出陣した・・・
馬騰陣営には、その名の通り、戦場に戦乙女(ヴァルキリー)指揮する軍団が、レイジ陣営の一軍とあっていた・・・
「敵も滅亡する訳にはいかないから、必死わね。」
「そうですわね。この分だと、我が軍の損害も無視できなくなりますわ。」
ヴァルキリーの傍らにいる女軍師のガキデカが、そう答える・・・
「我が軍の有利なのは、変わりませんけどね。」
「そうだけど、そろそろ我が軍の切り札を使おうかしら?」
「そう命令を出しましょう。」
「誰か?誰かいないかしら。」
「はっ。」
「かの者に、伝令してくれる?」
「はっ。」
「漆黒の龍に、敵大将の心臓に龍の牙で噛み砕け!!!と伝えて。」
「はっ。」
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