群雄争乱記～戦乱の風～

～馬陳大戦～

それから一時間後、耕輔指揮下の兵五千が敵側面に攻撃を仕掛けるべく、戦場を移動していた･･･

｢劉覇。｣

｢はっ。｣

｢敵側面攻撃後、騎兵隊2､4､5隊を率いて、更に背後からの攻撃を｡｣

｢はっ!!!｣

劉覇に作戦の説明を移動しながら、説明していた･･･そうこうしている内に、敵との攻撃地点に近づきつつあった･･･

｢止まれ!!!｣

耕輔が号令を出し、全隊が止まった･･･

｢始まる前に全隊に言う事がある!!!帝が禅譲宣言をなされて、我が馬騰陣営と陳登陣営は、天下を取れる位置にある!!!どっちに転ぶかはわからない。だが、天下を取る為に、我々はここにいる!!!この戦いは、絶対に負けられない一戦!!!全軍の勇戦を期待する!!!｣

｢｢｢おぉぉぉぉぉ!!!｣｣｣

耕輔は、全隊の士気を確認すると･･･

｢全隊、突撃!!!｣

｢｢｢おぉぉぉぉぉ!!!｣｣｣

耕輔を先頭に敵側面へ攻撃開始された。耕輔を始め、全隊が黒で統一された事で、ヴァルキリー将軍を始めとする武将達は、こう呼んでいた･･･“黒龍騎兵隊”と･･･