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??「こんにちわっっ!!」
達也「ん…?」
突然掛けられた挨拶に応えて、俺は後ろを向いた。
そこには女子がいた。
電信柱の裏側から覗きこむようにして、毛先がカール掛かった女子がいた。
身長は俺より少し低いぐらい。
達也「あ…こんにちわ……」
整理がつかない脳で紡いだ言葉に、女子はニコッと笑って電信柱から姿を現した。
服装はこの高校の制服だった。
リボンの色からすると……二年生か?
??「…………」
なんだろう……この空気……
どーして俺は見つめられてるの?
達也「あ…あの……」
??「……うん、容姿も合格!」
達也「──!?」
俺が驚いているのを他所に、彼女は何やらメモ帳に記入を始めた。
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