1535人が本棚に入れています
本棚に追加
食べおわった俺は、次に行くところを決めるため、店を出る前に携帯を出した。
「こういうの買いたいんだけどいい店ないか?見た目こだわらないから安いといいんだけど」
そこには朝打ち込んだ買う物メモがあり、孝に向けて見せる。
「ん~?姿見、三段ボックス…ハンガーにゴミ袋…」
大きいものから小さいものまでずらっと並んでいる。
「百均とかホームセンター回ってみるか」
「あ、あとネカフェとカラオケの場所も知りたい」
「…一日じゃ無理だろ。そっちは明日、今日は買い物」
明日…ということは明日もおまえと一緒かよ。
どうせ暇だけどさ…貴重な休みお前としか会わないっつーのもなんだかなぁ。
「明日はネカフェでペアシートか」
「全力で断る」
明日やっぱ別の用事いれてやりてぇ。
誘い断らなかったからって調子に乗るなよ。
「じゃ、カラオケ個室で何する?」
「歌うんだろ!」
「え~」
それ以外に何するんだよ[★]
「そんな事よりさっさと行くぞ」
レシートを取って席を立つ。
んな話に付き合ってらんね。
「男にとったら一大事だぞ。閑が相手してくれないから溜まりっぱなしで体に悪いと思わねぇ?」
お前の下事情なんて知らねぇし。
勝手に処理しとけ。
ブツブツ言っている孝を置いて店を出る。
付き合ってられるか。
最初のコメントを投稿しよう!