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初めて見るタイプの人種に困惑しながらも、すすめられたので、ベッド傍の椅子に座る。
病室は個室で、よく分からない機械がたくさん備え付けられていた。
はっきり言ってものものしい…
今は元気に見えるんだけど…
「ね、ね、相模さんは眼鏡取るとどうなるの?」
明るい声で聞かれ、意識を優ちゃんに戻し、会話を続ける。
「地味になります」
言いながら眼鏡を外す。
俺の印象は大体眼鏡だ。
その眼鏡を取ると存在感がなくなるらしい。
眼鏡が本体とか言うなよ。
「あれ~(・ε・)眼鏡取ったら美形…」
「それ、漫画の世界だから」
「じゃ、平凡総受けってやつか…」
あの~よく分からない専門用語やめてください。
意味は分からないけど良くないことは伝わるんで…。
「なんか今日は作業がすすみそう♪」
作業ってなんだ?
楽しそうで何よりだけど、俺が汚される気がするのはなぜだろう。
あ~へんな悪寒が…。
「あ、でも見せてあげれないよ。18禁だから」
引き気味に優ちゃんを見ていたら誤解されそんなことを言われる。
君の年令は何歳だ!おかしいだろ!
優ちゃんはその後も楽しそうにしてくれた。
あまり家族以外は来ないからとはしゃいでいた。
孝はあまり会話には加わらなかったけど、妹を見守るように話を聞いていた。
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