自重して。

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「一緒にシャワー浴びよ?」 大好きな釣り雑誌に目を通している大好きな恋人。 彼の座っているソファーに俺も腰掛けて、ちょっとしたお願いをしてみる。 ‥が。 「やだ。」 目も合わせず即答。 ちょっとショック。 「‥なんでだよ~」 ぷぅ、と軽く頬を膨らませてみせたが「かわいくねぇ」とバッサリ。 「なんで?」 「なんでも」 ツーン。そんな擬音がバックに見えそう。 いい加減、こっちも黙ってられない。 「ねぇ、別にいいじゃん。なんで?」 「‥、」 「ねぇ、って。」 「っ、‥」 雑誌を取り上げて、 ぐっ、とにじり寄る。 少し語尾を強めれば一瞬だけたじろいだ。 「っ‥えっと、、」 「うん」 (言わないとここで抱くよ)って脅してみようかな、なんてのも脳裏に過ぎったが 「っ‥いっしょにシャワーあびると、修くん‥えっちなことしてくる‥から」 顔を真っ赤にしてそんなことをいう吾聡くん。 ‥その言葉に全てを持っていかれました。 「‥シャワーと言わず、ベッド行こうか‥?」 end NMA「「「頼むから家でやってくれ‥!」」」 公共の場なんです。 .
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