〔memory〕

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朝食のレトルトカレーを食べながら、さっきのことを鈴木に訪ねてみる。 「誰と話していたんだ?」 「……なんのことだ?」 「いややっぱり何でもない…。」 顔をしかめながら鈴木は、 「ははあ。また見たなあの例の夢…。明るい夜とかなんとか…」 鈴木には以前あの夢について話したことがある。しかし今日の今まで同じことが続き改善はできなかった…。 直すためにはどれ程苦労しただろう。 「そうなんだよ…。いやに現実感があるんだよね。」 タメ息混じりに答える。 「そんなつまんないことは忘れようぜ?山に登れば忘れるさ。」 「ならいいけどな…。」 いいな鈴木は気楽で…。
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