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ここは、ガレンド喫茶。
癒しをもたらす喫茶店らしいのですが、なにぶんここが出来て日が浅いので、未だお客さんは入っていません。
「京ちゃんはまた何か壊したのですか?」
店長のバジル‐ダルクが奥の部屋から出てきました。
「京、今回も派手にやったな」
ぎんろがバジルの背後から顔を見せ、言いました。
「ご、ごめんなさい」
余りに派手に壊したせいで、ぎんろも呆れています。
京は片付けをしてくれているみんなの前で、ひたすら謝罪を繰り返しています。
お昼が過ぎましたが、お客さんは疎らです。
「あ~あ、ポッチャリがブームならいいのに」
千里が窓から見える通行人を見つめながら、そんなことを呟きました。
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