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「おい、ここの場所
誰にも言うなよ？」
「わかってるよ、僕たち の秘密の場所だもんな」
「じゃ、また探検しようぜ」
「おう」
僕たちは重い鉄の蓋を下から押し上げ、
地上に出た
「ねえ、あんたたち‼こそこそ
いつもどこいってんのよ⁉」
ここはｴｽﾀｰﾄﾞ島の南に位置する
漁が盛んな村。
ﾌｲｯｼｭﾍﾞﾙ
特に、年に一度行われるアミット漁は、
村を上げてのお祭りでもあり、
島じゅうが楽しみにしている。
ある日の夜、村の真ん中で
少年と少女が話していた
少女の問いに少年は気弱く答えた
「別にどこもいってないよ･･･
マリベル」
マリベルはふんと
鼻を鳴らして
自慢の赤い髪の毛が
マリベルが
首をふったので揺れた。マリベルは
ﾌｲｯｼｭﾍﾞﾙ１番の富豪の娘
アルスとは幼なじみだ。
「ふん、言わないつもりね⁉
アルス‼
でもいいわ、いつか絶対
つきとめてやるから‼」
そう言って
マリベルは
自分の家に帰って行った
「ふぅ～」
アルスは長いため息をつき
アルスも自分の家に
帰って行った
「アルス‼
早く起きなさい‼
今、何時だと思ってるの‼
父さんが漁に出ちまうよ」
アルスのお母さんの
マーレはばんばんと
ベッドを叩いた。
ばっとアルスは
起き上がった。「もう‼早く着替えて
着替えて❗」
「わかった💦ごめんごめん💦」
アルスは急いで着替え
パンをくわえて
家を出ようとした。
「あ、アルス！待って！」
アルスにマーレは
小さいきんちゃくを渡した。
「なに？これ」
「アンチョビサンドよ
これ、父さんが１番
好きなものよ、
さあ、これを父さんの
ところまで持って行って」
「わかったよ、いってきま～す‼」
アルスは急いで靴をはき
扉を開けた。
「うわあ、いい天気！」
アルスは深呼吸をした
空は雲１つない青空で
風はそよそよとふいていた。
「あ、いっけねー
こんなことしてる場合じゃない💦」
アルスは
船がある港に急いだ
港には見送りに来たのか
村人のほとんどが
集まっていた。
船にかけより「父さん！」と
呼んでみると
「お？アルスか？」と
声が返ってきた。
と同時に船から
アルスの父親ボルカノが
顔を出した。
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