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アルスはキーファの部屋を訪れた。
でもキーファはいなかった。
「キーファ王子は“今度はこれをためしにいくぞー!”とか言って出かけていきました」
とキーファの部屋の掃除係りの人が言っていた。
(キーファは謎の遺跡に行ったのかな)
アルスは城を出て遺跡に向かおうとした。
するとホンダラ叔父さんがよろよろしながら、今にも倒れそうな千鳥足で歩いていた。
そして家に入っていった。
ゆっくりドアを開けて様子を見ると、ホンダラは大きい、いびきをかいて寝ていた。
そのそばに転がり落ちたホットストーンが!
アルスは足音を立てないように、ホンダラに近づき、ホットストーンを手に取った。
これで遺跡の扉が開くかもしれない・・・!
アルスはまたゆっくり家を出た。
謎の遺跡に向かった。
謎の遺跡には誰もいなかった。
寂しく賢者の像がたっている。
よし・・・!
アルスはドキドキしながら
ホットストーンを天にかざしてみた。
・・・・・・・・・・
何も起きなかった。
(違ったかあ・・・ん?)
アルスは像に紙が差してあるのを見つけた。
【アルスへ
いろいろ試してみたけどやっぱりだめみたいだ。お前の方も聞きたいから一度城で落ち合おう
キーファ】
そう書いてあった。
アルスはグランエスタード城に駆け足で向かった。
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