三月のある日

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いやまぁ、年齢的には合ってるんだけど。F-049は19歳、私思春期多感な14歳。一番とち狂えるラッキーな年齢だ。かの有名な中二病を発症しやすい夢見る少女のフランソワーズ・ポロケッカ二世ですのよろしくほほほ。「お腹空いたー………」「れるれりれ」微妙に相槌打ってくれてありがとう。ちらっと時計をみるとまだ7時12分。朝ご飯が支給されるのは8時半。まだまだだこのやろー、天を仰いだけどなんかF-049にやけに冷たい手で目隠しされたから大人しくしてみた。 「なにやってんのー?」「るるるるる」「手冷たいよー」「るるるるるれる」「ノツキ早く起きてよ会話ならないよ」「るりるるるー」「んー……くぁーっ…」 不毛な会話を続けてたら眠くなってきた。パイプ椅子からずるずる床に滑りおりてべたりと座った。目隠しの手を離さないF-049も必然的に一緒。「るるるるるるる?」明らかに疑問系なのを無視して、ひまわりの書かれた床に寝た。んー、おやすみ。「ご飯来たら起こして」
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