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「あ…あの…お客様……?」
『………ん………』
「お客様、起きてください」
『……ふぁあ………あれ?
もうハルジオンか……すまない、寝ていたみたいだ』
ここはハルジオンに向かっていた列車である。
どうやら、眠っているうちにハルジオンについたらしく、駅員が起こしてくれたようだった。
「いッいえ。」
『急いでいたから、助かった』
ユキは駅員に礼を言ってすぐに歩き出した。
それから、けっこうな時間がたちユキは目標の場所の前まで来ていた。
『ナツとミラ、マスターは元気かな?……1年ぶりだからな
フッ…楽しみだ』
ギィィィ
ユキは目標の場所の…フェアリーテイルのギルドの扉で囁き、扉を開けた。
ガヤガヤ…ガヤガヤ
あっはっは!!
コツ…コツ…コツ…コツ
俺がカウンターに向かっていくと
ギルドはあれ程騒がしかったのにいきなり静かになる。
「おい、アイツってたしか…」
「あぁ、アイツは間違えない…フェアリーテイル最強候補ユキ・ナイトシビルだ」
あちらこちらから小声のそんなことが聞こえる。
コツ…コツ…コツ
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