6人が本棚に入れています
本棚に追加
そしてそれが何日も続き、それが当たり前になった。
時折、我は手紙を読みながら頬を染めたりした。
(これが恋なのか―)
我はそう思った。
ある日、父親に病院を抜け出すようになった事がバレた。
「何をしておるのじゃ、娘よ」
「なんだろうと構わんだろう」
「何かしらの理由はあるのだろう?」
「…そなたの仕事場にいるモトチカ…と少し談笑しているだけだ」
「…アイツに会っておるのか?」
「…」
「なんという事だ…アイツに会ってはならん!!今後一切会ってはならんぞ!!」
「何故だ!?確かにあやつ見た目はああだが本当は気の優しい男ぞ!!」
「うるさい!!とにかくアイツには絶対に会うでないぞ!!」
…会ってはならぬ、だと?
…何故だ?
我には理解し難い事だった。
最初のコメントを投稿しよう!