夏曜日

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『おっも~い……。』 私は腰を落とし、ゆっくしと理化室へ向かった。手伝ってくれる人が一人もいないのが少し寂しかったりする。 『着いた……』 私は扉を開け、理化室の扉を開け、先生を読んだ。一応報告はしておかないとね。 『先生ー!……』 返事はなかった。シーンと静まり返った理化室…ちょっと怖いかも…。 『奥の部屋かなぁ…』 私は奥の理化準備室に行った。いつもは居るはずだけど……いない…。 『あっれぇ…職員室かなぁ………ん、』 私は床にある二つの鈴に気付く。 『…鈴?それも二つ…』 リン、と音を鳴らし鈴を二つ拾った。落とし物なんて日常茶飯事だけど…こんな所でこんな落とし物ん拾うなんて初めて。いつもは先生に渡すんだけど……この鈴はそんな気を消しちゃうほど、綺麗で不思議な音を発する。 『…うん、少しの間借りよ。』 私はそう頭の中を整理して、鈴をポッケに入れた。 『…あ、こんな時間だ。ヤッバ💦真也と夕也が下で待ってるのに💦』 私は慌てて理化準備室をでて、バックを持ち、玄関で靴を履いて2人の所へ向かった。
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