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「ちょっと待っといて」
しばらく車を走らせた後、彼の地元の工場が集まっている一角に止め、そう言ってツレはどこかへ行った。
辺りは既に夕闇に包まれていた。
1人車で待ちながら辺りをよく見回してみても、闇の中には工場らしき影しか見えない。
明かりのついている建物など皆無だ。
こんな所に魚屋?
それらしき建物など無い。
誰かと一緒にまたどこかへ行くのだろう。
そんな気軽な思いでオレは彼を待っていた。
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