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そんなこんなで一旦城(自宅)に戻り、旅に出る事を両親と弟に言うと。
父さんは『乗せられてやんのププーw』と笑い
母さんは何故かノリノリで荷造りをしてくれ
弟のリグリは『オレも行くぅぅぅぅぅぅ!!』とぐずり出し。
危うく旅立つ前に焼け死ぬトコだったけど、どうにか父さんがなだめてくれた。
お前のぐずりで世界がヤバいって事、自覚してくれないと困るな、兄ちゃんは。
んで、冒頭に戻る。
洞穴と言っても、石垣の様な10mくらいの絶壁に人1人分の穴(通路?)が開いているだけ。
もしかしたらすぐ行き止まりになってるのかもしれない。
「シュシュ、地図貸して。」
「地図見なくてもわかるでしょ、ここに立て看板あるじゃない。」
「いや、でも、まあ、一応、さあ。」
だって信じらんないもん。
これに住んでる魔王ってどんな?
「…………はい。」
「ありがと。 えーっと……。」
僕らが赤い三角で、魔王の城が青い丸――
「「………ふーっ…。」」
赤い三角は間違いなく青い丸の目の前に来ている。
TSU☆MA☆RI☆
「冗談でしょォォォォォォォォォ!!!」
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