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『あぁ…それなんですが…』
エミリアもレオルドもロディアを見た。
『日本を離れて、また別のところに行ってもらいたいんです』
『なんだぁ…大事な話だって言うから、何かと思えば、そんなことですか。全然いいですよ。なぁ？エミリア』
『えぇ…。全然構いませんわ。いつもの事ではありませんか…。それで、今回はどの国へ？』
『俺フランスがいいなぁ♪』
『確かに、最近、狂った吸血鬼がフランスやアメリカで現れてるって情報が…』
『うん…吸血鬼も抹消しなければいけないんだけど…今回、お二人に行ってもらうのは、フランスでもアメリカでもないんですよ』
『え…じゃあ、何処へ？』
『日本です』
二人はロディアの言葉に一瞬固まった。
『…………に、日本～？!』
『ロディア様？日本という事は、東京から離れると言う事ですか？…しかし、先程日本から離れると…』
『この日本からは離れてもらいます』
『『……？』』
『お二人に行ってもらうのは、日本は日本でも、約１５０年前の幕末の京都へ行って頂きます』
…………………。
『『えぇぇぇぇぇ？!』』
．
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