。*~第二夜~*゚

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『まぁ…気にしないで。あと、何かあれば日本語喋りなさい。いいわね?』 『わぁってるよ…』 『さて、行きましょうか』 エミリアはそう言って歩き出した。 『はぁ?待てよ!何処に行くんだ?!』 『決まっているでしょう?町に行くのよ。京の町の見回りよ』 『だって此処が幕末の京なんだろ?』 『えぇ、そうよ。だけどここには人は住んでいないわ。恐らくここは、京の山…』 周りは草木しか生えていない。 『………ここに人がいるんじゃねぇの?』 『貴方何を言ってるの?こんな山に人が何処に住むって言うのかしら…?』 『野宿…みたいな?』 『貴方馬鹿ね。あぁ、我が弟ながら情けない…』 『はぁ?!だいたい弟、弟って言うけど、俺らは双子だ!弟も姉もねぇ!』 『だけど事実上、私が姉で貴方が弟よ?』 『ケッ…そんなこたぁ知るか。とにかくエミリアには』 『あっ、言い忘れてたけど、ここで名乗る時は、レオルドじゃなくて玲央【レオ】よ。ちなみに私は、エミリアじゃなくて愛美莉【エミリ】ね。分かったかしら?』 エミリア…愛美莉は、レオルド…玲央の言葉を遮って話をした。 .
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