。*~第一夜~*゚

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レオルドと呼ばれたのは、私の弟… レオルド・ヴェルンフォード そして姉の私は エミリア・ヴェルンフォード 私達は双子で、神に選ばれし者… この世界で暴れ狂う鬼達を、抹消する。 それが私達、神に選ばれし者の宿命。 そして、ロディア様が私達のお慕いする神なのです。 『エミリア…』 『はい』 『今日の夕飯はハンバーグにしようと思っているんだが…弾の無駄遣いするような悪い子は、ハンバーグ無しでいいよね?』 『はい。ロディア様のおっしゃる通りでございます。レオルドにはそのくらいの罰は当然でございますから…』 え? 夕飯がハンバーグって神と神に選ばれし者らしくないって? いいのです。 私達は楽に、自由に生きることを好んでいますから。 『おぃぃぃぃ!糞姉貴!』 『糞姉貴…?』 『えっ?あっ、いや;;』 『ハァ…残念ですわ。今日は美味しいポタージュも作ろうかと思ったのだけど、ロディア様…二人で美味しく"ハンバーグ"と"ポタージュ"…頂きましょうか』 『はい。そうですね…"二人で"頂きましょう』 『おぃぃぃぃ!いじめか?!いじめなのか?!わざとらしくハンバーグとポタージュ強調しやがって!しかもロディア様まで!二人を強調しないで下さいよ!』 『安心なさい。レオルド…貴方には豆腐オンリーハンバーグとポタージュに入れるクルトンだけを食べさせて差し上げますわ』 『何?!何なわけ?!豆腐オンリーハンバーグって肉無し?!しかもクルトンだけって!泣くよ?俺…泣いちゃうよ?!』 『止めなさい。レオルド…男が泣くなんてみっともない…大丈夫さ。レオルドが弾の節約をすれば、罰を与えないんだからね?』 『可愛い罰じゃないの。ロディア様に感謝なさい』 私はそう言い、ロディア様と二人で家へ帰った。 後ろで、レオルドが何か叫んでいたがオール無視♪ .
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