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「………」
下を向き握り拳を作る。
「その医師の一言により、貴方は"生きて存在する"という事実を皆から否定され幻想郷にやってきた……。これが貴方の幻想郷にこれた理由よ」
「…そんな……。」
涙がでそうになるのを堪える。
「哉…。」
「…………。」
夕日によって薄暗く照らされた一室。しかし、部屋の暗さより遥かに暗く、重い沈黙が続く。
「なに暗い雰囲気作ってるのよも~😆🎵」
いきなり紫さんが沈黙ブレイクをする。
背中をドンと叩かれよろめく。
「こんな暗い雰囲気ゆかりんは好きじゃないわ~🎵」
急にクネクネしたポーズをとり悲しげなポーズをとる。
…何なんだこの人💧
「せっかく普通じゃ絶対来れない幻想郷に来たんだから、旅行のつもりで満喫していきなさいな」
紫さんは優しげな笑みでそう言う。
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