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暗い。冷たい。
俺の人生はこんなに呆気なく終わってしまうんだな…。
けど、生きてても楽しいことなんてないし、このまま天国でも地獄でも行ってもいいかな…?
俺は暗闇の中でもがくのをやめ、身を任せた。
「!! ここは…?」
気がつくと俺は真っ暗な森の中にいた。
「…俺、車に跳ねられて……なんでこんな所に…」
そう言いつつ辺りを見回す。草木以外何もない感じだ。
高校2年だが、さすがにこの静かさと暗さは怖い。怖くなった俺は人を探した。
「うぅー💧怖すぎるわ💧」
変なのが(主に霊)出ないことを祈りながら森の中を走る。
しかし俺の祈りは届かなかった。
「うわ!💦前がまったく見えねぇ!💦」
暗闇に慣れはじめた視界が、急に暗くなり自分の身体すら見えなくなった。
鳥目にでもなったかのような感じだ。
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