出会い

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「順番きまったか?」 健太先輩が聞きにきた。 あたしは軽く手を上げて「あたしが1番に走ります…」と言った。 健太先輩は少し驚いた顔をしていたけどすぐいつもの顔に戻って「そうか。じゃ、こっちな」と言ってきた。 健太先輩に連れられて、あたしはスタートラインに立った。 クラウチングスタートの姿勢をとって、よーいドンと言われるのを待っていた。 ――大丈夫。絶対合格できる。
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