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よーい!ドン!
合図とともにあたしは思いっきり走った。
たかが50メートルが物凄く長く感じた。
あたしは走りきった。最後までスピードを落とさなかった。
「タイム……5.86!」
――やった。自己新!
あたしがガッツポーズをしていると周りがざわめき始めた。
「やべー。あいつ、速すぎだろ。俺より速いぜ?」
「だよなー。ほんとに女か?」
外野うっさい!
失礼な奴らだな。
―でも、合格できるかもしれない。
嬉しいっ!
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