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兄からの電話の内容は、父の遺産相続を放棄して欲しいとの事でした。
遺産と言っても、実家の土地位です。
私は 父の存命中に親不孝にも 多額の迷惑をかけていたため また、今後の母の生活の面倒を兄に任せる為、何も言わず了解しました。
その時ばかりはさすがのりつ子さんも一切口を挟みませんでした。
その後 母が相続した分も 現在住んでいる二階部分以外は 放棄させていた と聞いて少し不安になりましたが、最終的には全て兄が引き継ぐ事になるのだし 母が不安なく老後を過ごせるようにと口出しをしませんでした。
ところが やっぱり事件は起きたのです。
私は関西方面にいたため その事をリアルタイムで知る事はなかったのですが、概要は
ここまでの別の章でお話しした光熱費の件に関連して来ます。
母が一人になって以降やはり光熱費は母負担になっており 紹介を省いていましたが 甥っ子の家が 駐車場部分に建っていたため、駐車場の家賃収入も無くなり 母の収入は年金のみとなっていました。その年金から光熱費全てを支払うのは、辛いと 姉にこぼしたそうです。
姉が兄に再度 光熱費について話しをしたそうです。
そしてその夜 母のところに兄が来て、姉にこぼした事を激怒。母の家の電話機を投げつけ電話機は粉々に。(母の家の電話機は昔ながらの黒電話で、見事に木端微塵でした)
と同時に姉宅にりつ子さんから激怒の抗議電話。いつもの様に凄い剣幕でわめき散らしていたそうです。
母はそれ以降 兄に恐怖心を持ち「相続放棄を早まらなければ良かった」と後悔していました。
兄妹四人と母で話し合いの場を持ち兄に今後こんな事が二度と無いように約束して貰いました。
当てにならない約束ですが 何かあれば私達が黙っていないと言う意思表示だけし 終わりました。
しかし なにかある度に義理の姉に電話で怒鳴りまくる。こんなお嫁さんってありですかねぇ?
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