「嫁」という名の理解不能な生物

人の噂

りつ子さんと初めて会ってから１０年ほどの歳月が流れ、私も結婚で家を出る事になりました。
でも地元には友達が沢山います。
結婚後の職場も実家に近い事もあり、しょっちゅう地元の友達と遊んでいました。
そんな時、驚きの話題が出たのです。
小学校の同級生の中学時代の友達（私は私立に入学したため地元のの学校は小学校迄でした）で仲良くなった子もいました。
当然 町内の子ではありません。
その子の口から飛び出した話題。それは、「キ印女」 え、えぇ～？ 私自身忘れていた話しです。しかも１０年近く前の話です。
なんで今頃？。
話の成り行きはこうです。
可愛い甥っ子も小学校に上がり、りつ子さんは地元のお母さん達に溶け込もうと張り切ってたそうです。そのお母さんの中に当時の事を知っているお姑さんを持っている人がいてそのお母さんのグループでりつ子さんは嫌われていたそうです。
何でも自分が一番で俺様的な態度が原因との事です。（４０年たった現在でも この話は地元のバー等で語られています(@д@)）
そのお姑さんがお嫁さんの仲間に話し、その中に私の友達の家に嫁いで来たお嫁さんがいたそうです。
他人事ではとても面白い話しです。語り継がれているのでしょうね。
私には痛すぎましたが。小学校の同級生もその本人が家の嫁だと知っていましたから 気まずそうにしていました。（由美ちゃん（同級生）気を使わせてゴメンね）

１０年後にまたその話題が家の町内を遥かに越えて広まっていました。
でも決して本人の耳には入らないのが噂の恐い所で 気付かず態度を変えないりつ子さんを周りは陰で笑っていたそうです。
私もごく最近それを知りました。
女将さん達 結構 陰険です。
少し りつ子さんが可哀想になり 仲良くしようかなあ なんて考えたものです。

でも 心配無用でした。 稀代のバカ夫婦は何となく雰囲気悪いのを 甥っ子の通う学校や父兄のせいにし、抗議。（恥ずかしすぎ）甥っ子の中学は地元ではなく越境入学させる始末。
しかし その結果 例の噂の範囲が益々広がる事に。

あ～、もう知らん。私も噂を否定するのやーめた。