『蒼氓』―ホームレス編―

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   ―『AM:6:43』― 男は、眠りから…眼が覚めた…。 「あぁ‥頭がぁ、痛ぇ!」 男は、昨晩…夕飯を食べずに……酒に‥明け暮れた、結果だった。 男は、携帯を‥取り出した…。 そして…。 「はい、もしもし、何だ…』 男は、意を決した…。 「あっ、俺…辞めますわ…」 「あ~、そうか、わかった…」 (ガチャ、ツ―) 男が、思った…より…アッサリな対応だった…。 「俺は、そんなに…必要‥ねぇのか!」 男は、悔しさを‥酒を浴びるように…呑んだ…。 そして…、携帯を取り出し……。エロサイトで‥気を紛らわした…。 そして…、支度を整え‥飛びだした…。そして…、宛ても無く…。 男は、ハローワークに、向かった…。 男が、望む‥仕事は無く…。 男は、ハローワークを跡にした…。 煙草…を‥口に運び…虚ろに‥空を見上げる…そして…宛ても無く…歩き出した…。 気が付くと…如何わしい……。繁華街に‥いた…。 すると…ラブホテルから……。カップルが、出てきた…。 男は、身を隠すと…。 「今日~スゴく~♪よかった♪」 「お前こそ♪」 カップルのイチャついた…会話を‥盗み聞き‥した…。 (畜生!イチャ付きやがって!) 男の逆恨み…が…爆発しそうだった…。 (…男は…殴り倒し……女は………犯して…やろうか!) と、考える…が…そんな…度胸は…無い…。 気付かれない…よう…後退り……した。 そして…自宅に帰り着くと…。 ウィスキーを体内を流し込む…。 結局、何の解決にもならない…。 酔っ払った…だけだった…。 「クソ!これじゃ!ホームレスに!なっちまう!」 男の‥言う通り‥だった…。 金も無く…貯金も…無い……。挙げ句の果て…は‥住まいすら無くしてしまう……。 男は、人生を振り返る…。 「畜生!ホームレスは…嫌だ…!」 男は、絶望に浸る…。 「俺は、まだ…女すら抱いてねぇのに…」 男の頭に…犯罪がよぎる…。 「いっそのこと…レイプでも……するか?」 「嫌!駄目だ!まだ、チャンスは…あるはずだ!……」 男は、思いとどまった…。 「今日は…疲れた‥もう‥寝よう…」 男は、現実から、逃れる為に……深い…眠りに‥ついた…。 それでも、絶望的な…明日が‥やって来るのだった…。
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