『蒼氓』―ホームレス編―

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    ― 5月14日 ― 男は、悩んでいた…。あと…3日で…住んでいた…マンションとも…おさらば…。 男にとって…そんなに…愛着は…ないが…住まいが…無いのは肉体的×精神的にも…キツイ…。 しかしながら、仕事も…決まらない…ありさまだった…。 荷物や家具も…失う…男は……最後も…エロスに…癒しを求めた…。 しかしながら…電気も…携帯も…停められていた…。 男は、最後の癒しを求め…エロ本を取り出した…男が…集めた‥洋モノだった…。 「さぁ‥最後は…金髪ちゃん♪で楽しむか…」 男は、洋モノを好む…外国人女性の…タフで…激しい‥絡みが‥男の欲情を掻き立てるのだ……。 「神がいるなら…最後に…金髪女と…ヤリてぇ~♪」 男は、今の気持ちを…素直に叫んだ…。 男は、欲望を…出した…ので……スッキリ……爽快になり…その、勢いままに…冷蔵庫を…漁り…始めた…。 「チィ!ろくな物がない!」 男は、苛立ちながらも…最後の…味噌を…舐めまわす……。 「チィ!辛れ!がぁ」 水道水も…停められて…男は、水を…求めた…。 「しゃあない…公園の水を飲むか…」 男は、ペットボトルを片手に……出掛けた…。 公園の水を…早速、飲んで…次いでに…水道水を…ペットボトルに…入れると…自宅に帰った…。 男は、…玄関に入ると…急に…。 「こっ…このような事になるとは…」と、無意識に…叫んだ…! 仕事を辞めた…事に…初めて…後悔した…。 そして…運命の日が…来た…! 男は、マンションを見上げると…。 「荷物…どうするね…?」 <管理人>が…尋ねてきた…。 男は、「処分…で…」 と、答えた…。 「処分も、タダじゃないんだが…」 <管理人>が…皮肉を…言った…。 男は、 「金も無い…置く…住まい…すら…無い…」 と、答えた…。 「わかった‥こっちで…なんとかしよう…」 <管理人>が、答えた…。 そして…男は…本当に…………ホームレスに…なってしまった…。
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