17人が本棚に入れています
本棚に追加
―『AM7:47』―
男は…初めて…ホームレスと…しての…朝を…迎えた…。
「クソ…眠れなかった…」と、……つぶやく…。
川で、顔を洗う…。
すると…背後に…気配が……。
振り返る…と…<薄ら禿げ>が……いた…。
「君ぃ~眠れたぁ~?」
<薄ら禿げ>が、聞く…。
男は、答えた…。
「そんなには…」
「最初は…そんなぁモノやぁ……じきに…慣れてくるわぁ~」
キモい笑みを…浮かべて…。
「ほな!」
と、言って…去っていった…。
男は、(グゥ~ゥ)空腹だった…。
「腹が減ったぁ…」
そこへ…<白髭>が…。
「若造ぅ!ひもじぃかろう…飯を恵んで、ヤぁる!」
男は、思う…(何様だ…)
しかし…空腹に勝てず…従った…。
青テントに、入ると…食事が……あった…。
男は、思った…。
(さすが…ホームレスの食卓だ…大した事…なかった…)
男は、黙々と…口に…運んだ…。
すると、<白髭>が…
「食うたら…仕事ォ~手伝ぇよ!」
男は、「わかった…」と…言う、と…。
すると、突然!<赤シャツ>が!
「なんやァ!おぉい!!口にぃ……気ぃつけぇよ!」
と、怒鳴られた…!
男は、「ヒィ~!すいません…」
と、謝罪した…。
すると、<薄ら禿げ>が…
「そゥ~攻めたんなァ」
男を、庇い……ながら……こう、言い放つ!
「今ァ~兄ちゃんがァ、悪かよォ!…次ィ~ヤッタらァ、わからんョ~」
男は…恐怖を…感じ…ながらも……ホームレス達の…真意が…読めなかった…。
男は、聞く…。
「仕事とは、何を…」
<白髭>が、答える!
「貴様は!初日やから…アルミ缶や鉄屑を…金に、換えてもらおう!」
男は、動揺しながら…聞く…。
「やった事が…無いので…」
<白髭>がニヤリと笑い…言う…。
「その点は!心配すなァ!おい!~、お前ェ!、力ァ貸してやれェ!」
厳つい男を…指名した…。
その男は、「承知!」と、高らかに…叫ぶ!
男は、驚き!…眼を向けると…。
色黒い筋肉質の男がいた…。
<白髭>が!叫ぶ!
「お前達ィ~!…行ってこい!」
<筋肉質>が言う!
「おいィ!行くぞォ!」
と、強引に!引きずり出された…
出掛けた……2人の後ろ姿を……
<白髭>達は…不適な…笑みを…
浮かべて……見つめていた……。
最初のコメントを投稿しよう!