『蒼氓』―ホームレス編―

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    ―『PM12:24』― 男は、言われる…ままに…<筋肉質>に…付いて…行く…。 すると、<筋肉質>が…質問してキタ…? 「お前ェ!…何人?…抱いたァ…?」 男は、(なんで、いきなり…そんな事…聞く…?) と、思いつつ…答えた…。 「俺は、童貞…です…。」 <筋肉質>が…高らかに笑う! 「お前ェ!童貞ェ!かァ!~あァ~そうかァ!ハッハツ~♪」 男は、屈辱…だった…。 すると、<筋肉質>が!武勇伝を語りだした…。 「お前ェに…教えてェ!やるゥ…俺はァ!…この…鋼の筋肉でェ!…58人の…女をォ!…抱いたァでェ…♪」 男は、<筋肉質>の武勇伝を…しぶしぶ…聞いて…あげた…。 <筋肉質>は…続ける…。 「女達ァ!俺のォ!…筋肉&テクに…悦びをォ!憶えてェおったでェ…♪」 男にとっては、…もはや…どうでも…よかった…。 男は…くだらない…武勇伝を……聞き流しながらも…。 <白髭>の言った…仕事を…<筋肉質>と、共に…無事…済ませた…。 そして…青テントに…戻ると…。 <白髭>が! 「おう!若造ゥ!終わったか?…幾らに…なった…?」 と、言うと…。 <筋肉質>が…男の代わりに…答える…。 「無事ィ~15000円…程に…なりんしたァ…」 <白髭>が… 「まァ!そんなァ…処、だろうよォ!」 と、言って…納得し…奥に…消えて行った…。 すると、<薄ら禿げ>が…語る…。 「兄ィ~チャン…此れが…メインの仕事とは、違うのォ~やでェ~」 この時、…男は、…<薄ら禿げ>の…言葉の…意味が…理解…出来なかった。 <薄ら禿げ>が…肩を組んで…続けた。 「まァ、その内~わかるゥきィ~気になさんなァ…」 そう言うと、<薄ら禿げ>は…青テントを…跡にした…。 男は、何故か、身心共に…疲れた…気がした…。 マンション生活が…懐かしく…想えて…きた…。 (ボォー)と、していると…。 突然!…<赤シャツ>が…怒鳴る! 「おゥ!貴様!…今度はァ!、俺ェ!ん所…手伝えェ!」 男は、…慌て!…驚いた!…。 (なんだ…いきなり…) <赤シャツ>が…鬼の形相で…言う! 「此処じャ!~新入りィがァ!、昼飯ィをォ!作るんぞォ!」 男は、ただ…平謝りを繰り返した…。 <赤シャツ>が…機嫌が良くなるまで…ただ…ひたすら…謝り…続けた…。 <赤シャツ>が…言う…。 「その辺にィ!…してェ!やってもォ~いいがァ?その代わりィ~…貴様はァ!…俺ィの…パシり…きィ~…忘れんなよ!」 と、言い放ち…肩を…ポンポンと、軽く… 叩き…去っていった…。 男は、段々…認識して…いった…此処は…ただの…ホームレスの…集落で…ない…事…に…。
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