男には譲れない夢がある

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______通学路 歩きながら俺は悩んでいた それは定期テストでクラス最下位になったこと、お袋にエロゲが見つかったことではない そんなことはどうでもいいんだ いや、どうでもよくないが今はもっと重要なことがある 今考えなきゃいけないのは…… 「ゅうと、悠斗!聞いてるの?」 ったく人が悩んでるときに 「なんで無視するのよ~」 こいつは早紀、同じクラスの女子だ 悠斗「なんだよ、用があるなら手短にな」 早紀「何よ、元気ないじゃない、どうしちゃったの?」 こいつに俺の苦しみを教えてやるか 「早紀は好きな食べ物ある?」 早紀「シュークリームだけど…それがどうかしたの?」 「もしシュークリームが目の前にあるのに食べられなかったら?」 早紀「はぁ?突然なによ?まぁ食べられなかったらつらいわよね」 「そうだろ、そういうことだよ」 早紀「意味分かんない!それとあんたの元気がないのにどんな関係があるっていうの?」 やっぱりあの日に起こったことについて話すのが手っ取り早いか 「俺は家に居たんだがな……」 俺はあの日のことを早紀に話し始めた
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