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尋問されるように先程の事を聞き出される。 二人にしては珍しく、茶化すこともなく大人しく聞き役に撤していのが不気味。 「……で、じゃれてる二人を見てらんなくて」 「戻って来たんだ? ある意味スゴいよね、悠にぃって」 潤のうはは~という笑い声に更なる脱力感に見舞われる。 助けを求めるように先程から黙ったままの親友を見ると、おもむろに携帯を取り出して凄い勢いでメールをうち始めた。 それを横から覗き込んだ潤の顔が引きつった。 ものの数秒で完成したらしいメールを送信して、緋色は携帯をテーブルに投げ出した。 呆気に取られて見ていたら、投げ出された携帯が震え出す。 妙な沈黙の中、指輪を弄ってばかりで電話に出ようとしない緋色に潤と首を傾げた。 「出なくていいのか?」 「いい」 即答で返す緋色に、背筋を冷や汗がつたうのが分かった。 メンバーのなかでは常識。 緋色を怒らせると恐い。 いや、もう本当に。 でも、なんか違う気がする。 この違和感は、なんだ? -
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