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「ど、どうゆうことなんだ?」 「あはっ! しょーゆーこと!」 いやいやいや、違うから! 分かんないから。 え、なに? 二人は…… 「ねぇ? いつから二人は付き合ってたの?」 「僕の誕生日から。……黙っててごめんね?」 そう言って緋色は俯いた。 潤によかったねと言われてはにかむ緋色は幸せそうで、本当に好きなんだなぁと思った。 「だから、睦と美樹が……なんてないから」 安心して? と微笑む親友にやっと納得。 この公開ノロケ……っていうか分かんないけど、さっきのは俺のためでもあったんだ。 「じゃ、睦の『好き』はなんだったんだ?」 少しほっとしたら、ふと沸き上がる疑問。 美樹は緋色の恋人。 なら?あの 『……好き、です』 あれは、なに? -
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