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私はベッドから起き上がりヒロをじっと見る。
若干の身長差があるので必然的に見上げる形になった。
「何ですか?いきなり。」
ヒロは戸惑いの表情を隠せていない。
私はわざとらしくため息をつきソファに腰掛けた。
「私はヒロのこと何も知らないなって。」
ヒロは冷たいレモネードを私の前に出してくれた。
ちょうど喉がカラカラに乾いていたので一気に飲み干す。
「私がお嬢様の執事になってから1ヶ月もたっていませんからね。」
グラスにレモネードを注いでくれたので手を伸ばしたが取り上げられた。
「何よ。」
私はヒロをキッと睨む。
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