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「ね?じゃないわよ!」
まったくこの執事はすぐ人を馬鹿にするんだから…
「では、私が探して参ります。菜々子様、ご安心くださいませ。」
ベンチに座る菜々子に目線を合わせながらニコッと微笑むヒロ。
菜々子は菜々子で泣きそうな目で頷いている。
なんだか複雑だ。
ヒロはすたすたとドアに向かう。
すると突然ドアが開いた。
「新!」
「菜々子様…」
中等部の制服を着た男の子が新君の手を繋いでいた。
新君は菜々子に駆け寄るが間にヒロが入る。
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