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とりあえず私はベッドに入る。
「何をなさっているのですか?今夜はパーティーですよ。」
ヒロはクローゼットの前に行く。
そのまま扉に手をかけたがその手を引っ込める。
「一応は女の子ですからね、お嬢様も。」
笑顔で毒を吐きやがった。
黒い笑顔のヒロに私は尋ねる。
「だいたいパーティーって何よ。」
私は渋々ベッドから起き上がりクローゼットを漁る。
返事がないので振り向くとヒロはきょとんとしていた。
「何ってあなたの婚約パーティーですよ?」
ふーん、私の婚約パーティーか。
ん?
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